Barrier 2.4.0
Arch LinuxにBarrier 2.4.0が降ってきました。Barrierはマウスとキーボードを複数のPCで共有するためのソフトです。Barrier 2.4.0からSHA256に対応したため、少し設定の変更が必要になります。
セットアップ
基本的には Arch Wiki の記述をSynergyをBarrierに置き換えつつ実行すればいいです。ただし、暗号化関連の設定は少々変わっています。
コマンドラインオプション
--enable-crypto
はデフォルトで有効になるようになったので不要です。逆に暗号化をしない場合は --disable-crypto
が必要になります。
TrustedServers.txt
クライアント側で設定するファイル (Unix系OSの場合 ~/.local/share/synergy/SSL/Fingerprints/TrustedServers.txt
)のフォーマットが変わっています。以前のバージョンと同じフォーマットでは動きません。下記のようなフォーマットになっているのですが、サーバー側の Local.txt
を持ってくるのが楽だと思います。サーバー側がWindowsの場合は %LocalAppData%\Barrier\SSL\Fingerprints\Local.txt
、Unix系のOSの場合は ~/.local/share/barrier/SSL/Fingerprints/Local.txt
にあります。
v2:sha256:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Windowsをサーバーにする場合
Windows用のBarrier 2.4.0はサーバーとして動かした場合 不具合があるようです 。2.3.4であれば問題はないです。クライアント側が2.4.0の場合、サーバー側が2.3.4でも TrustedServers.txt
は上記のSHA256の設定のみで接続できるようです。